クラウドコンピューティング(情報処理A 第7週)

今日は金曜日でしたが、大学では月曜日の授業。ハッピーマンデーは時に我々に若干の混乱を与えてくれます。

さて、本日の授業、テーマを『クラウドコンピューティング』として行いました。
それこそ雲をつかむようなテーマではありましたが、普段利用しているGoogleやFacebookといったサービスが、雲の向こうにあるデータセンターの何万台というコンピュータによって実現されているということは、学生にそれなりのインパクトを持って受け止められたように感じました。

今回、新入生は全員iPadを持っていますので、以下の2つの演習を実施してみました。

結果です。

このあたり、ささっと終わってしまう方は、いとも簡単にやっておりました。私はそうと思わず、寝ようとしてた学生に声をかけると「もう終わりました」とのこと。こんなの朝飯前、といった感じです。

一方、多くの学生が、いろいろな問題に直面していたのも事実です。
まず、自分のApple IDをよく認識できていない学生も少なからずいました。自分のIDが何かわからない。でもいろんなアプリはiPadに入ってるわけです。「アプリのダウンロードどうしてるんだろう?」とTAに聞いたら「言われるがままパスワードだけ打つんじゃないんですか」との予想。うーん、このあたり、もうちょっと意識を高めてもらう必要がありそうです。 【iPhoneを探す】機能なんかはプライバシーの面で驚いている学生も多かったので、こういうのと絡めてIDの重要性を感じてもらうといいのかもしれません。

次にマイクロソフトアカウント。これは事前に準備するように伝えていたにもかかわらず、準備できていない学生が多く、授業進行としてはなかなかうまく行きませんでした。授業中にアカウントを作ろうとしていた学生の中には、IDとなるメールアドレス欄に何を入れればよいのか理解できない方もいました。新しく作るアドレスなのか、既存のアドレスなのか、そのあたりをよくわかっていない感じでした(ちなみにマイクロソフトアカウントの作成は、どちらでも可能)。設定がうまく行き始めると、iPadでもWordの編集ができたりすることが便利と思ってもらえたようです。

もう一つ。ID入力時に必然的に”@”を打ち込むわけですが、ここで@ではなく@(いわゆる全角)としてなかなか先に進めない方もいました。iPad上では見分け付きにくいです。

なかなかスムースに行かない回ではありましたが、個人所有のデバイスだからこそ、それぞれが個別の問題と直面しながら、それを解決していくような演習ができたのかなと感じました。

演習部分の使用時間:およそ45分

余談:
Google Data centersのサイトがIEでは表示できず、一部クラスの方には写真を見せることができませんでした。
http://www.google.com/about/datacenters/gallery/#/tech
ページとIEのどっちが悪いんだろ