WebClassでの試験を検討されている先生方へ

期末試験をWebClassで実施することを検討されている先生方も多いかもしれません.開発元に以下の情報がありました.およそ4分のビデオ解説や設問形式の説明などがあります.

テストを作成する
https://webclass.jp/documents/course-manage/261


WebClassでの試験実施にはいくつかの注意点があります.WebClassで試験を実施する際には,以下の点にご注意ください.

1. アクセス時の負荷を低減する

本学のWebClassは数百名からの一斉アクセスといった状況を想定して設計されていません.試験などの一斉アクセスにより想定以上の負荷が発生するとサーバがダウンする可能性があります.大量のアクセスが発生した場合でも,通信データ量を小さくすれば,負荷を大幅に低減できます.

  • 試験問題は可能な限り「問題手入力」から直接文字を入力して作成してください.「問題変換元ファイル」機能を使うと,試験問題を表示するたびに大量データのダウンロードが行われるため負荷が高まります.
  • 試験問題に画像/音声ファイルや添付ファイルをつける場合も,なるべくファイルサイズが小さいものとしてください.
  • 10MBを超えるようなファイルを配布する必要がある場合,OneDriveやファイル共有サービスを使ったファイル共有をご検討ください.アクセス用URLをWebClass問題として提示すれば,試験実施時点まで学生がファイルにアクセスすることはありません.
※この図の容量は200kBです.100文字で記載したデータと比べると1,000倍となります

2. 時間を分散する

「用意,はじめ」式の一斉アクセスで最も負荷が高まります.可能な限り負荷が分散するように配慮してください.

  • 「回答時間」を設定しておけば,一斉にスタートしなくても,公平な試験時間を設定できます.
  • 試験開始前に回答上の注意点を表示し,しっかり読んだ後に各自のタイミングで回答を始めさせるようにするだけで,最初のアクセスは分散されると考えられます.
設定例
設定例

3. トラブルに備える

  • 試験問題は「複数ページ:問題ごとにページを分けます(標準)」の設定とすれば,万が一トラブルが発生した際も途中までの回答が保存されます.
  • 回答の見直しを許可する」設定にしておけば,トラブルの際も中断したところからやり直しさせることができます.
  • 実行回数の制限」を1回とした試験を,同じ試験時間中に一部の学生のみ再受験させる場合,実行回数の制限を2回に増やす必要があります.この場合,ほかの受験生も2回実施できることになってしまいますが,受験回数はWebClassに記録されます.学生には無意味に2回実施しないように注意してください.※試験終了後に,追加で学生を受験させる場合には設定で「利用できるメンバーを限定」を行います.

4. Microsoft Formsの利用について

  • Microsoft Forms を試験に使うこともできるかもしれません.この場合,WebClassの負荷は心配ありません.
  • Formsの設定から「自分の所属組織内のユーザのみが回答可能」とすれば,WebClassと同じレベルでのユーザー認証が可能です.
  • 回答の受付時間も設定できます.
  • 回答フォームへのURLはWebexのチャットで配布するか,WebClassで示すなどの方法が考えられます.QRコードでの提示は,PCでアクセスしている場合にアクセスが難しくなるので十分な検討が必要です.

その他,質問などありましたらスポーツ情報センターまでお問い合わせください.